オーバーウォッチ公式より、開発チームが執筆する記事「1週間を振り返る:新ヒーローの統計を公開!」が公開されました。
シーズン1の開幕と同時に登場した5人の新ヒーロー(ジェットパック・キャット、ドミナ、ミズキ、アンラン、エムレ)について、ライバル・プレイでの勝率やBAN率などの興味深いデータが明かされています。
目を引くジェットパック・キャットとドミナの高BAN率
現在、ライバル・プレイにおいてジェットパック・キャットとドミナのBAN率が非常に高くなっています。

2月17日~2月24日のロールキューにおけるBAN率――ヨーロッパ/北米/韓国サーバー別、全ランクの平均
特にジェットパック・キャットのBAN率は驚異的で、北米(NA)サーバーの5v5ロールキューで66.5%、韓国(KR)サーバーにいたっては80.7%にも達しているとのことです。ドミナもそれに次ぐ高い数値を出しており、北米サーバーではジェットパック・キャットと7.2%しか差がありません。
一方で、アンラン、エムレ、ミズキのBAN率は低く、特にエムレは全地域で2%以下と非常に低い水準にあります。
ドミナの高BAN率の背景
新ヒーローは通常、リリース初期に運用方法が開拓されるにつれてBAN率が上昇し、その後対策が広まることで安定・下降していく傾向にあります。ジェットパック・キャットはこの傾向に当てはまっています。

ジェットパック・キャットとドミナのロールキューにおけるBAN率の推移――すべてのプラットフォームと地域(中国を除く)を対象に、シーズン1開幕直後を基点に計算
しかし、ドミナのBAN率の推移を見ると、上昇傾向の面ではジェットパック・キャットと同様の特徴を見せつつも、一定期間を過ぎても高水準を保ったままとなっているのが特徴的です。開発チームによると、これは「コミュニティの間でドミナのパフォーマンスが実際の勝率以上に高いと考えられている」ためだと分析しています。対策が広まればこのBAN率も落ち着くと予想されており、開発からは「D.Vaやラインハルトなどのアグレッシブなヒーローを積極的に運用してみては」というヒントも出されています。
新ヒーローたちの勝率推移
2月25日の小規模バランス調整前のデータでは、ジェットパック・キャット、ドミナ、ミズキが高い勝率(ミズキは53%)を記録していました。一方でエムレは47.6%と苦戦していました。

2月17日~3月2日のロールキュー(ライバル・プレイ)における勝率(非ミラー)の推移――すべてのランクと地域(中国を除く)のPCプレイヤーが対象
その後のバランス調整により、エムレ(メイン攻撃のダメージ増加)とアンラン(アビリティの範囲拡大)の勝率は上昇し、理想的な50%付近に落ち着きました。ジェットパック・キャットの勝率も理想値に近づいています。
ただ、ドミナはアルティメットのコストが12%増加する弱体化を受けたにもかかわらず、勝率の下降が1%以下に留まっており、開発チームも「さらなるバランス調整が必要なサイン」として認識しています。
ジェットパック・キャットの弱体化の裏側
2月25日のパッチでジェットパック・キャット(フィーカ)のパーク「ひっかき攻撃」と「ナワバリ」が弱体化された理由についても触れられています。

2月17日~2月24日のロールキュー(ライバル・プレイ)におけるジェットパック・キャットとウーヤンのパーク別の勝率――すべての地域(中国を除く)のPCプレイヤーが対象
(左から順に)ジェットパック・キャットの「ナワバリ+ひっかき攻撃」、「ヘッドバット+ひっかき攻撃」、「ナワバリ+運搬シールド」、「ヘッドバット+運搬シールド」の勝率、ウーヤンの「降雨+均衡」、「引潮+均衡」、「降雨+氾濫」、「引潮+氾濫」の勝率
この「ナワバリ + ひっかき攻撃」の組み合わせは1v1での脅威度が高いだけでなく、統計的にも突出していました。他のヒーロー(例:ウーヤン)はパークの組み合わせによる勝率の差が3%程度に収まっているのに対し、調整前のジェットパック・キャットはその倍以上の6%もの勝率差がありました。
このため、パーク間の選択肢のバランスをとるという統計的な理由でも、この強力な組み合わせの弱体化が実施されました。
まとめ
今回の記事から、開発チームが単純な勝率だけでなく、コミュニティの体感(BAN率に表れるもの)やパーク選択時の勝率の分散など、多角的なデータをもとにバランス調整を行っていることが分かります。
特にドミナについては今後の追加調整が示唆されているため、今後のバランス調整に注目です。
公式記事の全文は以下から確認できます。
1週間を振り返る:新ヒーローの統計を公開! (公式ニュース)
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